治世 1968年9月6日にはイギリスからの独立を宣言し、イギリスから正式にスワジランド国王として承認される。ソブーザ2世は部族の慣習を維持し、自身の持つ影響力を背景に体制の変換を図っていく。1973年にはイギリスの指導によって制定された憲法と議会を停止し、国王親政に体制を戻した。これによりソブーザ2世とその側近が国政全般にわたり全権を掌握し、首相以下全閣僚を国王が指名することとなった。1978年に新憲法を制定し、各地方に議席を配分する両院制を敷いて部族を取り込んだが、国王には議会への拒否権が付与されるなど議会の権限は限定的なものに留まった。また、ソブーザ2世は豊富な天然資源を活用して経済成長を実現させ、白人が所有していた土地も彼の治世の下でスワジ人の管理下に置かれるようになった。