島津製作所
ここで知識を得た源蔵は1875年3月31日に教育用理化学機器の製造を始め、島津製作所を創業した。1877年の第一回内国勧業博覧会では錫製の医療用ブーシーを出展し、内務卿・大久保利通から褒状を受けている。また、同年に京都府は科学思想啓発のために国内初の有人気球を計画し、源蔵はその実行責任者となった。ガス球部分には胡麻油で溶かした樹脂ゴムを塗布した羽二重を用い、鉄くずと硫酸を四斗樽10個を使って発生させた水素ガスを内部に封入した。招魂祭のある同年12月6日に仙洞御所の広場で飛行試験が行なわれ、気球は5万人の観衆の前で36mの高さまで浮上した。これによって源蔵の知名度は大きく向上したといわれる。
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