金枝篇~金枝~
イタリアのネミの村には、ネミの湖と呼ばれる聖なる湖と、切り立った崖の真下にあるアリキアの木立と呼ばれる聖なる木立があり、木立には聖なる樹が生えていた。この樹の枝は誰も折ってはならないとされていたが、例外的に逃亡奴隷だけは折る事が許されていた。ディアナ・ネモレンシス神をたたえたこれらの聖所には、「森の王」と呼ばれる祭司がいた。逃亡奴隷だけがこの職につく事ができるが、「森の王」になるには二つの条件を満たさねばならなかった。第一の条件は金枝を持ってくる事であり、第二の条件は現在の「森の王」を殺す事である。
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