スウェーデン音楽の父~ドロットニングホルムの音楽~
ルーマンの成功続きの経歴も、1740年代に入ると翳りを見せ始める。最大のパトロンであったスウェーデン女王ウルリカ・エレオノーラが1741年の末に死去したからである。また1742年に入るとルーマンの活動は健康問題で妨げられるようになった。1744年には彼の代表作の一つ 《ドロットニングホルムの音楽》 と呼ばれる曲集を作曲した。これは24の楽章からなる組曲で、のちのスウェーデン国王アドルフ・フレドリクとプロイセン王女ロヴィーサ・ウルリカが1744年8月に婚礼を挙げた時の祝宴の音楽である。
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