アイルランド自治法案
1912年4月、アスキス内閣は「アイルランド自治法案」を議会に提出した。既に前世紀末に自由党グラッドストン内閣が二度にわたり否決されていた法案であったが、翌1月、下院は通過したものの、これも上院で否決された。アスキスは、議会法によってこの後2会期連続して下院を通過すれば貴族院の反対があっても成立する見通しだったので静観したが、その間、国王の調停で与野党間に「アルスターを除いたアイルランドへの自治権付与」という妥協案が成立した。しかし、このアイルランド自治法案は、1914年6月、サラエボ事件の勃発によって第一次世界大戦に突入したため採決は延期・凍結されることとなった。
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