クォ・ヴァディス
本作は西暦1世紀、暴君と言われるネロの治世下のローマ帝国を舞台として、若いキリスト教徒の娘リギアと、ローマの軍人マルクス・ウィニキウスの間の恋愛を生き生きと描写している他、当時のローマ帝国の上流階級に見られた堕落し享楽にふけった生活や社会、キリスト教徒への残虐な迫害の様子も描かれている。シェンキェヴィチはこの作品を執筆するのに先だってローマ帝国の歴史を綿密に研究した。本作に歴史上の人物が登場してキリスト教以前の社会情勢を詳細に伝えるのはその顕われである。日本語を含む50以上の言語に翻訳されている。この小説はシェンキェヴィチのノーベル文学賞受賞に貢献したとされる。
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