アメリカ労働総同盟 アメリカ合衆国最初の、労働組合の全国組織。1886年、オハイオ州コラムバスに集まった労働組合諸団体の代表は、今までの彼らの団体を解消してアメリカ労働総同盟 the American Federation of Laborという団体を造り、既にできていた全国的職業諸組合、各州の組合連合会、および組合都市連合会の上に置くこととした。アメリカ労働総同盟は、指導者サミュエル・ゴンパーズ以来、政治活動には否定的で、政党を結成したり、支持政党を明確にすることはなかった。総同盟幹部が大統領選挙で特定の候補を支持することはあったが、二大政党の一方をもって他方に当たらせ、労働者にとって有利な政策を二大政党に競わせる方がよりよい方法だと確信していた。