結婚
1938年7月上旬頃、太宰治の身の回りの面倒をみていた中畑慶吉と北芳四郎が、井伏鱒二に太宰の結婚相手の世話を依頼する。当時、井伏の学友の弟の高田英之助が東京日日新聞の記者をして井伏家に出入りしており、高田は甲府支局勤務時に、御岳自動車の社長斎藤文二郎の長女の須美子と知り合い結婚することになっていた。井伏は斎藤氏に誰か良い相手はいないかと手紙で問い合わせをする。母からその話を聞いた須美子は、扶助会で知り合った甲府高等女学校の2年後輩の石原愛子を通じて、愛子の姉の美知子の存在を知る。そこから太宰との縁談がすすめられた。
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