民話収集活動
ドイツのグリム兄弟の『グリム童話集』に触発され、高等学校に在籍中の1845年頃から、友人マグヌース・グリームソン牧師と共同で民話収集をおこない、『アイスランドの民話』として発表された。この小冊子は反響が乏しく、続篇を発表する目途が立たずに、ひところ収集熱も醒めていた。しかしゲルマン学者コンラート・マウラーが1858年が、自著の取材のためにアイスランドを訪問した際に二人を激励し、収集が再開された。マグヌースの死去後、単独で収集を完成。成果の一部は、2巻本『アイスランドの伝説と民話』としてドイツのライプツィヒでに刊行された。しかし残りすべての資料も補完した完全版の出版は、1世紀近く後の1954~61年を待たねばならなかった。
コメント
コメントを投稿