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アヴィニョンのベネゼ(1165~1184)

伝説
伝説によると、ベネゼは1177年の日食の際にお告げを受けたが、誰にも相手にされず皆の物笑いの種となった。やむなく羊の世話を天使に任せ、独りで建造を始めたベネゼが最初の巨大な礎石をたった一人で肩に担ぎ上げてみせると、観衆から「奇跡だ! 奇跡だ!」との声が上がった。その後も目の見えない者や耳の聞こえない者、足の不自由な者や背中の曲がった者を次々と治癒するなど、合わせて18もの奇跡を起こしてみせた。これにより裕福な援助者たちが現れて兄弟団が結成されたことになっている。1669年の洪水で橋が流された際には、ベネゼの聖遺物も一緒に流されてしまったが、見つかった聖遺物は全く損壊していなかったという。

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