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南條範夫(1908~2004)

燈台鬼
時は唐の代宗の御世である大暦14年3月、長安の蓬莱宮において一つの事件が起きていた。日本の遣唐使小野石根が「この宴席において日本の席次が新羅より下に置かれるとは承服がしたい」と脇目もふらず叫んでいたのだ。この言葉に新羅の使者は大いに反発した。面倒と見た唐側は日本の使節の謁見を早め、すぐに都から去るようにしてしまう。

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