サファヴィー朝との戦い
秩序の乱れた帝国問題を解決するべく取り組みを始め、オスマン・サファヴィー戦争では、1624年にサファヴィー朝のアッバース1世にバグダードを含むイラクが奪われると奪還を試んだ。1625年に大宰相をイラクに派遣してバグダードを攻撃したあと一歩のところでアッバース1世率いる増援隊が到着したため、モースルへと撤退した。1629年には大宰相のガジ・ヒュスレフ・パシャのもと、バグダードを奪還する作戦が再び開始したが、厳しい冬と洪水によって戦果が挙げられなかった。しかし翌年にはケルマーンシャー近くでサファヴィー軍を撃破することに成功し、ハマダーンを占領したその勢いでバグダードを再び包囲したが、この時も厳しい冬が襲って来ていたため、結局攻略できずに撤退した。これ以降サファヴィー朝のバグダード支配が確固たるものとなった。
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