アマゾンへ
1848年にウォレスの誘いでアマゾンに標本採集のための旅に出ることになった。ベイツは紡績業にはなじめず、博物学の興味を捨てることはできなかった。海外で標本採集をすれば財産を築けるかもしれないと知った二人は大英博物館で哺乳類や鳥類の採集の約束を取り付け、またフッカーからは植物標本の採集を依頼された。そのほかの標本はズーオロジスト誌で知り合った仲介人に売却を依頼して、4月にリバプールを出発し、5月にパラに到着した。彼らは最初の年に、街の近くに居を構えて鳥と昆虫などを採集した。モルフォ蝶を始め300種類を超える新種の生物を採集した。数ヶ月間その生活を続けてから、分かれて採集することになる。二人とも理由を書き残していないためその理由は明らかではないが、2年後には友好的に再会したこと、また生涯友人であり続けたことから、トラブルや意見の相違が原因では無かったようである。
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