3度目の執政官選出
紀元前343年、ウァレリウスは再び執政官に就任。同僚はパトリキのアウルス・コルネリウス・コッスス・アルウィナである。この年、サムニウム人がシディキニ人を攻撃し、彼らはカプアに救援を求めたものの衆寡敵せず、カプアはローマに泣きついた。ローマは元々サムニウム人と条約を結んでいたため、信義にもとると執政官は断ったが、カプアはローマへ自らの全てを差し出し託すとして助けを請うた。カプアの捨て身の願いに動かされたローマはサムニウムへ使節を派遣、攻撃中止を訴えたが、けんもほろろに断られ、ローマはサムニウムとの開戦を決意した。ウァレリウスはカプア救援のためカンパニアに軍を進めると、ガウルス山の戦い、スエッスラの戦いに勝利して凱旋式を挙行。
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