くまのパディントン
パディントンはパディントン駅で古ぼけたスーツケースの上に座っているところをブラウン夫妻に発見される。彼のコートには「このくまをよろしくお願いします」と書かれた札がついていた。彼はルーシーおばさんによって「暗黒の地ペルー」から送られてきた密航者として到着したのである。ブラウン一家に自分のスペイン語の名前は「発音にしくい」ことを伝えると、一家は彼のことを出会った駅名をとってパディントンと呼ぶことにした。一家は彼をポートベロー・ロード近くのウィンザー・ガーデン32番地にある自宅へ連れて行く。パディントンは礼儀正しい紳士的なくまであるが、彼のまわりはひっきりなしにトラブルが巻き起こってゆく。何とか上手くいくように努力し、最後には丸くおさまっていく。ペルーから来たマーマレードが大好きなクマのイギリスでのドタバタ騒動がつづられていく。
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