エジプトの十字軍~オペラが始まる前の背景~
ロードス騎士団はイスラーム教徒との戦いに敗れ、騎士団の1人のアルマンド・ドルヴィッレは、敗戦の混乱の中でかろうじて生き延びていた。彼はエジプトのイスラーム兵士に変装して、ダミエッタ市に入り込んで生活していた。その後、偶然にもスルタンのアラディーノの生命を救うことに貢献できた。アルマンドは、エジプト人にはエルミレーノという偽の名を使い、スルタンの娘、パルミーデと幸運にも恋を落ち、プロヴァンスの娘、フェリチアとの約束を破り、秘かにパルミーデとの間に一児の父親となっている。彼は今やエルミレーノとして、スルタンに仕え、ダミエッタの軍隊の指揮官をしている。しばらくすると、ロードス騎士団がスルタンに和平の締結と捕虜の交換を申し入れるため、ダミエッタに大使を派遣する。このような状況を背景として話が進められる。
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