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アブ・アル=フィダ(1273~1331)

歴史家として
アブ・アル=フィダは学問にも優れ、特に中世イスラーム世界を代表する歴史家として知られている。代表的な著作として知られている『人類史綱要』は、アダムの時代から1329年までの歴史を記している。前半の序説は簡略で、13世紀前半まではイブヌル・アシールの著作の要約であり、独自の発展が緩やかとなり先人の成果の集成に重きを置かれるようになった14世紀のイスラーム世界の学術の状況を反映している。その一方で13世紀後半以後は彼自身が政治・軍事の中心人物として直接関わった事項が多く含まれており、十字軍末期の状況やマムルーク朝及びシリアの動向を知る上で重要な情報を残している。また、『諸国の秩序』は、中国から大西洋諸島部、フランクからスーダンの世界を28地域に分割して解説している。アブ・アル=フィダは中国やインド、ヨーロッパを訪れた経験がないため、多くは先人の地理書の集成であるが、各地域・都市の位置・読み方、特徴などをまとめた表を導入して分りやすくするなどの工夫が見られる。他にもイスラーム法学や薬学の著書があったと言われているが、散逸して伝わっていない。

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ベルンハルト・リーマン(1826~1866)

リーマン面 数学、特に複素解析においてリーマン面とは、連結な複素1次元の複素多様体のことである。ベルンハルト・リーマンにちなんで名付けられた。リーマン面は、複素平面を変形したものと考えられる。各点の近くで局所的には、複素平面の部分に似ているが、大域的位相は大きく異なり得る。例えば、球面、トーラス、または互いに糊付けした二枚の面のように見え得る。

エイブラハム・ダービー1世(1678~1717)

ダービー父子~父、ダービー1世~ 父のダービーはブルストルで鋳物製造を行っていたが、砂型鋳物製造の特許を取り、事業を安定させ、1709年に石炭をコークス化して燃料として用い、鉄鉱石を熔解する高炉を成功させた。コークスは石炭を蒸し焼きにしてつくり、香炉の中で鉄鉱石と一緒に入れて燃やすと、不純物を除去することができる。また高炉はつねに高温を保たなければならないが、そのために従来は「ふいご」が使われていたがダービーは送風シリンダーを考案し、その問題も解決した。こうして本格的な製鉄業を興し、鍋などの生活用具からニューコメンの蒸気機関用の部品まで製造し、事業を成功させた。

度会家行(1256~1351)

伊勢神道 鎌倉時代末期に、それまでの両部神道や山王神道などの本地垂迹説とは逆に、反本地垂迹説が勃興するようになり、その影響で、伊勢神宮の外宮の神官である度会家行によって、伊勢神道が唱えられた。伊勢神道は、『神道五部書』を根本経典とする。また、儒教・道教思想の要素も含まれた最初の神道理論とされる。伊勢神道は、元寇により日本が神国であると再認識し、日本における唯一絶対の宗教は神道であるとする勢力から支持され発展した。日本書紀によると、倭姫命は11代垂仁天皇の皇女で、天照大神の御杖代として各地を巡行し、伊勢の地で神宮を創祀した。「神道五部書」と呼ばれる伊勢神道の根本史料の一つ『倭姫命世記』に、度会郡を中心とする倭姫命の足跡が数多く記されている。