政界にて
レーヴェントローは特に農業において革新的な思想を持ち、自領の農奴の待遇を改善した。1784年4月14日にオーヴェ・フーイ=グルベアの超保守派内閣が倒れると、レーヴェントローがずっと感服していたアンドレアス・ペーター・フォン・ベルンシュトルフが復権した。レーヴェントローは1784年8月6日に大蔵省の長に任命され、農業に関するすべての事柄を担当した。彼はまず小人数の農業委員会を設立して王領の農奴の待遇を改善、借地の購入を許可した。王太子フレデリクが農奴解放に前向きであると見抜いたレーヴェントローは1786年7月にフレデリクに話をつけてデンマーク国内の農奴の状況を調査するための委員会を設立させた。この委員会は長期間にかけて多くの改革を実施した。1787年6月8日の法令では賦役を完全廃止した。また小作農が有利な条件でお金を借りることができる銀行を設立した。ほかにもエルンスト・ハインリヒ・フォン・シメルマンとともにデンマーク・ノルウェー間の自由貿易とトウモロコシの自由輸入を許可、アイスランドの貿易独占を廃止した。
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