バクティ
ヒンドゥー教は司祭階級のバラモンが取り仕切る多種の祭祀や、難解・深淵な教義をもつ各学派が存在するが、これらは一般庶民の手の届かないところである。しかし一般人も神に現世や来世の加護を求める気持ちに変わりはなく、10世紀頃から南インドを中心として「バクティ」が広がった。バクティは「神への私心のない絶対的帰依を表す一つの生き方だと考えられ」て、敬虔な信仰心が救済をもたらすとされ、生まれやカーストに関係ないとされた。ヒンドゥー教では下層とされる女性であるミーラー・バーイーの作品はクリシュナ信仰文学の重要な一角を担い、今日においても詩や賛歌は民衆の間で愛吟され続けている。また、ヒンドゥー教のバクティ運動のシンボルで聖人。
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