モンテネグロ王国
モンテネグロの主教公であったダニーロ1世は1852年に世俗公を自称し、モンテネグロ公国を建国した。暗殺されたダニーロ1世の後を継いだニコラ1世は1905年に憲法を改正し、元首の称号を「公」から「王」へと昇格させた。ニコラ1世は1910年に即位し、正式にモンテネグロ王国が成立した。首都はツェティニェ。立憲君主制を採用していたが実質的には絶対君主制国家であった。バルカン戦争で戦勝国として領土の拡張に成功した。1914年の第一次世界大戦ではセルビア王国を支援するため連合国側に立ち参戦したが、セルビアが大敗したためオーストリア・ハンガリー帝国軍の侵入を許し、全土を占領された。1916年1月15日に王国政府は降伏を受諾したが、ニコラ1世はこれを受け入れず、イタリアを経由してボルドーに亡命し、抵抗を続けた。
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