ラクスマン一家
1790年、イルクーツクで大黒屋光太夫に出会う。ラクスマンは、光太夫の境遇に同情すると同時に、帰国が叶うように最大級の尽力を惜しまなかった。また、博物学者としてラクスマンは、光太夫たちから日本の情報を収集することにも力を注いだ。ラクスマンは、すこし頑固なところがあったが、真摯で誠実な人物であり、光太夫一行は、次第にラクスマン一家と家族的な付き合いをするようになっていった。しかし、帰国を願う嘆願書は、あくまで光太夫たち日本人をロシアに帰化させることを方針としていたイルクーツク総督府によって握りつぶされていた。
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