イクチオサウルスの化石の発見
メアリーと科学界との関係が最初にできたのは、父の死の数か月後の1811年、彼女がイクチオサウルスの骨格の化石を見つけた時であった。恐竜の存在は当時はまだそれほど世間に知られてはおらず、ジョセフが一年前に大きなワニのように見える頭蓋骨の化石を見つけていたが、骨格の残りの部分は始めは見つかっていなかった。しかしメアリーが嵐の後に来てみると、化石を含んだ崖の一部が削り取られていた。イクチオサウルスの化石自体は1699年にウェールズですでに発見されていたが、彼女が発見したのは最初の全身化石であった。これは重要な発見で、化石はすぐに王立協会の手に渡ったが、メアリーはこの時わずか12歳であった。彼女はその後も2体の別のイクチオサウルスの化石を発見している。
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