ブレスケンス号事件~金銀島~
古来よりヨーロッパでは、金銀を豊富に産する「金島」・「銀島」の伝説があった。1635年、平戸のオランダ商館の職員であったウィレム・フルステーヘンは、オランダ領東インド総督のアントニオ・ヴァン・ディーメンに宛て、「日本の東方北緯47度半、海岸からおよそ380-390マイル」に金銀島があると聞いたと報告している。この金銀島の報告に基づき、後に2回の探検隊が派遣されることとなった。最初の探検は、1639年にマチス・クアストとアベル・タスマンによってなされたが、金銀島は発見されなかった。
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