抄紙機構の設計
技術革新の時代、紙を漉く作業を、手作業から機械へと置き換えようという試みは、ヨーロッパ各地でなされていた。1798年にはフランスのルイ・ロベールが連続抄紙が可能な長網抄紙機を発明し、その後1808年にイギリスのヘンリー・フォードリニアがこれを実用化した。ディキンソンは1809年、抄紙機械の設計に関する特許を取得した。同年、ディキンソンは投資家のジョージ・ロングマンから財政支援を受け、ハートフォードシャーのアプスリーで製粉所として使われていた工場を購入した。その工場は前の所有者によって製紙工場として改築されており、売り手のジョン・スタッフォードはディキンソンの文房具店の仕入先業者であった。ディキンソンは工場内の機械をすべて自分が設計したものに置き換えた。
技術革新の時代、紙を漉く作業を、手作業から機械へと置き換えようという試みは、ヨーロッパ各地でなされていた。1798年にはフランスのルイ・ロベールが連続抄紙が可能な長網抄紙機を発明し、その後1808年にイギリスのヘンリー・フォードリニアがこれを実用化した。ディキンソンは1809年、抄紙機械の設計に関する特許を取得した。同年、ディキンソンは投資家のジョージ・ロングマンから財政支援を受け、ハートフォードシャーのアプスリーで製粉所として使われていた工場を購入した。その工場は前の所有者によって製紙工場として改築されており、売り手のジョン・スタッフォードはディキンソンの文房具店の仕入先業者であった。ディキンソンは工場内の機械をすべて自分が設計したものに置き換えた。
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