第一期
10年以上の流浪の末、一家はルーム・セルジューク朝のスルターン・カイクバード1世に招かれてアナトリア中南部の都市コンヤに定住し、コンヤに到着したバハーウッディーン一家はカイクバード1世から手厚い歓迎を受けた。ジャラール・ウッディーンは居住地のルーム地方にちなみ、ルーミーと号した。1231年に父バハーウッディーンが亡くなった後、その高弟ブルハネッディンに伴われてハラブ、ダマスカスなどの都市に留学し、留学先ではイスラーム神学やハナフィー派法学を修めた。帰国後は部屋に籠って祈りと瞑想に身を捧げる潔斎を開始し、修行を終えた後にブルハネッディンから学問の修了を言い渡され、イルシャードの地位を認められた。父の後継として自らも説教師の仕事に就き、コンヤではイスラーム教徒以外にギリシャ正教の修道士とも交流を持った。ルーム・セルジューク朝末期の実力者である宰相ムイン・アッディーン・スライマーンもルーミーに師事し、ルーミーは彼から保護を受けた。
10年以上の流浪の末、一家はルーム・セルジューク朝のスルターン・カイクバード1世に招かれてアナトリア中南部の都市コンヤに定住し、コンヤに到着したバハーウッディーン一家はカイクバード1世から手厚い歓迎を受けた。ジャラール・ウッディーンは居住地のルーム地方にちなみ、ルーミーと号した。1231年に父バハーウッディーンが亡くなった後、その高弟ブルハネッディンに伴われてハラブ、ダマスカスなどの都市に留学し、留学先ではイスラーム神学やハナフィー派法学を修めた。帰国後は部屋に籠って祈りと瞑想に身を捧げる潔斎を開始し、修行を終えた後にブルハネッディンから学問の修了を言い渡され、イルシャードの地位を認められた。父の後継として自らも説教師の仕事に就き、コンヤではイスラーム教徒以外にギリシャ正教の修道士とも交流を持った。ルーム・セルジューク朝末期の実力者である宰相ムイン・アッディーン・スライマーンもルーミーに師事し、ルーミーは彼から保護を受けた。
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