ブラウン神父の知恵~ヒルシュ博士の決闘~
フランスの科学者であるヒルシュ博士の元に、デュボスク大佐という軍人が暴れこんでくる。博士はドイツに国家機密を売り渡した裏切り者だというのだ。民衆が博士の家に押しかけると、博士はこの軍人と決闘することを申し出た。たまたまそこにいたフランボウは大佐の介添人になったが、調査すると妙なことが分かった。国家機密の隠し場所が、筆跡は博士のものなのに内容が完全に間違っているのだ。さらに驚くべきことに、大佐が決闘を取りやめてしまう。屈強な軍人が小男の学者から逃げ出すとは信じられないとフランボウは怒るが、神父は情報の間違い方や二人の外観から、恐るべき真実を突き止める。
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