クタドゥグ・ビリグ
『クタドゥグ・ビリグ』は教訓詩に分類され、キュン・トゥグドゥ王と3人の家臣の対話を通して、読み手である君主に道徳的・実用的な知識を与えることが意図されている。主要な登場人物である王、宰相、宰相の子、宰相の兄弟はそれぞれ「公正、正義」「幸福」「知恵、理性」「終末」の象徴であり、「幸福」「公正」「知恵」といった抽象的なテーマや「人付き合いの方法」「結婚について注意するべきこと」「育児」といった具体的なテーマについての問答を行っている。作品の全体を通して、国家・統治は宗教のみに依拠することはできず、正義と理性に基づいて行うべきだという主張が述べられている。
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