治世~再建への努力~
皇帝として、ネポス帝は西方領土の残る領域を統合しようと試みた。ネポス帝は南ガリアからイベリアを占領している西ゴート王国と交渉を行い、西ゴート王エウリックと和平条約を締結する事に成功した。協定で帝国が維持する事が困難であった幾つかの都市を平和的に譲る代わりに、ガリア南東のプロヴァンス地方に強固な支配権を回復させた。同様にサルディニアやコルシカ、アフリカを中心に地中海の制海権を脅かしていたヴァンダル王国のガイセリック王とも交渉を行ったが、こちらは不首尾に終っている。ネポス帝即位前にレオ1世と不戦条約を結んでいたガイセリックは譲歩に応じなかった。
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