サラザールのファシズム~植民地戦争の開始~
国内の民主化運動をことごとく弾圧したサラザール政権であったが、盤石と思われた体制を強く揺るがす動きとなったのが1960年のアフリカの年に始まる、ポルトガル領アフリカ植民地、アンゴラ、ギニアビサウ、モザンビークの独立運動であった。インドにおけるポルトガル植民地ゴア、ダマン、ディウは1954年~61年にネルーに指導されインド政府が軍隊によって占領し、解放された。サラザールは国連に訴えて抗議したが、回復することはできず、軍事力はすべてアフリカに振り向けることとなった。
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