第二回十字軍
1146年、父のザンギーが暗殺された後、その所領を兄サイフッディーンと分割し、西半分のシリアを得てアレッポの太守となった。イスラーム勢力の結集を計り、アルトゥク朝系諸政権やブーリー朝と同盟を結んで、アンティオキア公国や所領奪回を目指すエデッサ伯を始めとする十字軍を戦った。ブーリー朝との同盟の際にはブーリー朝のウヌルの娘、イスマトゥッディーン・アーミナがヌールッディーンに嫁いでいる。1148年に第二回十字軍が襲来したが、彼らはエルサレム王国と親しかったダマスカスを攻め、ヌールッディーンとダマスカスを接近させてしまった。
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