藤原真楯の経歴
756年の聖武上皇の崩御後まもなく、兄・永手が非参議ら一躍権中納言に任ぜられ、八束は官途で先を越される。しかしながら、758年の唐風への官名改称に賛同、760年には唐風名「真楯」の̪賜与を受ける等、藤原仲麻呂政権下で仲麻呂の施策に協力姿勢を見せたほか、その官歴を踏まえると永手は仲麻呂政権の中枢にあったと見られる。760年従三位、762年中納言と順調に昇進を続けた。またこの間、758年に来朝した第4回渤海使の楊承慶が帰国する際に、八束は餞別の宴を開催し、楊承慶はこれに感動し賞賛している。
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