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ハッケボルンのメヒティルト(1240~1299)

イエス・キリストの聖心に対する傾倒
メヒティルトによって語られる幻視の一つによると、イエス・キリストがメヒティルトの前に現われて、情熱的に彼を愛し、そして出来る限り、聖体の中にある彼の聖心を賛美するようにと言いつけた。イエス・キリストはメヒティルトに自分の聖心を与えた。それは、自分の愛の誓約として、彼女の人生の避難所として、彼女が死を迎える時の慰めとしての意味合いを持つ。この時からメヒティルトは、並外れた情愛を聖心に持つようになった。そしてメヒティルトはこの聖心から大きな恩寵を受けたので、もし自分が、この聖心へ傾倒したことで受けた全ての好意と全ての天恵を、書き下ろさなければならないとしたならば、それは大きな本ですら収録しきることができない、とよく言うようになった。

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