聖女の師父
コンラートはその禁欲と清貧な生活で知られ、尊敬を集めた。コンラートが移動する時には熱心な支持者が後に付き従ったという。こうした宗教的禁欲主義と清貧への尊敬は当時のヨーロッパでの神父に一般的なものだった。一方で清貧運動からはカタリ派やワルドー派が生まれたが、カトリック教会はこれを異端と見なして根絶するよう命令し、教皇グレゴリウス9世は異端審問官を設置し、異端狩りのために各地の司教から独立した権限を与えた。コンラートは教皇から直接異端審問官に任ぜられた最初の一人であり、異端審問を独自に行うことが出来るようになった。
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