第3回十字軍
1189年、第3回十字軍が開始されると彼も合流し、ティルスの港を大軍の上陸拠点として提供した。この頃、第3回十字軍はリチャード1世とフィリップ2世が対立していたためにサラディン率いるイスラーム軍の前に連戦連敗し、シリアにおいてもティルスを除いた都市全てがサラディンに奪われるなど、不利な状況にあった。ところがコンラドは、かつてわずかな兵と共にティルスに入って全軍の指揮を執りサラディンの大軍を撃退したことが知られており一目置かれていた。彼はリチャード1世とともにアッコン攻撃を強め、1191年7月には陥落させて城にエルサレム王国の旗を立てた。
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