華夷通商考
西川如見は江戸時代中期の天文学者、地理学者。長崎出身で名は忠英、求林斎と号した。洋学者林吉左衛門の流れをくむ天文・暦学などを修め、1719年には将軍吉宗に天文暦学関係の著書を献じている。本書2点はいずれも彼の実用的世界地理書で、『華夷通商考』の上巻には中国地誌、下巻には朝鮮・琉球・台湾より東南アジア・南アジア・西洋諸国などに関して記し、『増補華夷通商考』の巻一と巻二は中国地誌と十五省の略図、巻三には朝鮮・琉球・台湾よりインドシナ半島や東インド諸島の記述および”地球万国一覧之図”などを収めている。巻四には南アジア諸国よりオランダ・イギリスなどに及び、巻五の”外夷増附録”は西洋諸国の他、アフリカ・アメリカ・オセアニア諸地域の地誌にあてている。
西川如見は江戸時代中期の天文学者、地理学者。長崎出身で名は忠英、求林斎と号した。洋学者林吉左衛門の流れをくむ天文・暦学などを修め、1719年には将軍吉宗に天文暦学関係の著書を献じている。本書2点はいずれも彼の実用的世界地理書で、『華夷通商考』の上巻には中国地誌、下巻には朝鮮・琉球・台湾より東南アジア・南アジア・西洋諸国などに関して記し、『増補華夷通商考』の巻一と巻二は中国地誌と十五省の略図、巻三には朝鮮・琉球・台湾よりインドシナ半島や東インド諸島の記述および”地球万国一覧之図”などを収めている。巻四には南アジア諸国よりオランダ・イギリスなどに及び、巻五の”外夷増附録”は西洋諸国の他、アフリカ・アメリカ・オセアニア諸地域の地誌にあてている。
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