ナポレオン戦争
1803年までは中立的な立場であったスウェーデンだが、1804年にフランスで起きたアンギャン公処刑事件を契機に、急速に反ナポレオンに傾いていく。この王族殺しは、欧州諸国に衝撃を与えたが、スウェーデンでもそれは同じことであった。ナポレオンを世界が揺り起こしたアンチキリスト、暴君と見ていたグスタフ4世は「ナポレオンとは和解せぬことを誓った」と声明し、ナポレオンとの対決姿勢を示したのである。グスタフ4世は直ちに対仏大同盟に参加し、軍を編成して折から始っていたナポレオン戦争に参戦する。しかし、第三次対仏大同盟、第四次対仏大同盟は、いずれもナポレオンの率いるフランス軍の前に屈した。
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