ラ・ジョコンダ~第1幕ライオンの口~
多くの人々が祭りを祝う合唱で幕が開く。宗教裁判所のスパイで、流しの歌手に変装したバルナバが一人柱にもたれたまま、人々の騒ぎや冷ややかに見つめている。人々がゴンドラの競争を見物に行くと、歌手ジョコンダが盲目の母チエカを引いて現れる。エンツォに会うために母を待たせて行こうとするジョコンダの前にバルナバが立ちはだかり、執拗に彼女にまとわりつく。しかしジョコンダは相手にせず、そのまま振り切って逃げて行くのだった。逃げられてしまったバルナバは母チエカを見て「彼女は俺のもの」と呟いて利用せんと企む。
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