戴冠式とクロアチア王国の成立
過去の歴史学ではトミスラヴはドゥヴノ平原近辺のトミスラヴグラードで戴冠されたと推測されていたが、戴冠式に関する同時代の記録は確認されていない。ドゥクリャ司祭の年代記には、王を自称する「スヴァトプルク」という人物の戴冠式と彼がダルマ平原で開催した会議について記述されている。19世紀の歴史家はトミスラヴとスヴァトプルクは同一人物であるか、もしくは著者が不注意で王の名前を誤って記したと考えていた。他には教皇か彼の代理人が925年よりも前にトミスラヴに戴冠していた、あるいはトミスラヴが自分自身の手で戴冠した説が挙げられている。
コメント
コメントを投稿