ナポレオンとの出会い
やがて彼女に大きな転機が訪れる。1806年12月18日にナポレオンがワルシャワを訪れた。ナポレオンとフランス軍は、ポーランドの救い主として熱狂的な歓迎を受けた。1807年1月7日、外務大臣タレーラン主催の舞踏会にマリアは夫と共に出席しナポレオンと出会った。美しい伯爵夫人にナポレオンは一目ぼれした。マリアにはそのタレーランやその息子のシャルル・ド・フラオも好感を抱いていたようである。ナポレオンは早速、花束や手紙を贈らせて彼女に求愛したが、信仰心が強く貞淑な彼女はこれをことごとく無視した。
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