労働農民党~第1回普通選挙での躍進~
分裂後の労働農民党は大山郁夫委員長・細迫兼光書記長が指導し、対華非干渉・労働法制定などの運動を進めた。最初の普通選挙となった1928年の第16回衆議院議員総選挙では権力の干渉は厳しく、香川県から立候補した大山郁夫陣営に対する弾圧は強烈をきわめた。このときの現地の運動員として、当時農民組合の指導にはいっていた後の小説家島木健作がいた。しかし、全国で無産政党最多の28万票を獲得し、水谷長三郎と山本宣治の2名の当選者を出す。特に京都府選挙区から立候補した山本は帝国議会で特別高等警察の拷問行為を暴露することを得意としたが、右翼青年に暗殺された。
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