ロシア皇后
1883年5月27日にモスクワのクレムリンで重々しい警備の中で戴冠式が行われ、夫アレクサンドルがロシア皇帝アレクサンドル3世として即位し、マリアは皇后となった。戴冠式にはアレクサンドラとアルバート夫妻も招待され、3000人もの王侯貴族が訪れた。式典は何時間も5メートルもあるアーミンの毛皮のマントと重たいダイヤモンドの王冠をつけていなければならず、小柄なマリアの足はむくんでしまい、靴が入らないのでこっそりとスリッパを履いていた、マリアは戴冠式の最中、いつものようにアレクサンドル皇帝をそっと抱きしめ、儀式の最中にキスをした。
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