アルフレッド法典の制定
彼はデーン人との戦闘で荒廃した国土を回復させるため、法典と統治機構の整備に努めた。890年頃に制定された法典は、古代英語で書かれたものが現存しており、モーセの十戒を受け継ぐ戒律に基づくものであると表明し、人間同士の誓約も神聖にして厳格であることなどを強調している。また国王に対する謀反や主君に対する陰謀は重罪とされた。人体各部への暴行による傷害罪に対しては詳しく罰金の細目が明示されている。アルフレッド法典が施行され、領主と司教が訴訟と告訴を受け付けたが、アルフレッドは絶えず厳しい監視の眼を光らせ、数多くの争議で自ら審判した。
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