帝国主義の推進
共和党員として地方議員やニューヨーク市公安委員長などを務めていたが中央政界では無名であったルーズベルトが脚光を浴びるようになったのは、1897年にウィリアム・マッキンリー大統領の下で海軍次官に抜擢されてからであった。彼は共和党に属し、熱心に海外膨張主義を主張し、特にカリブ海への勢力拡大、中国市場に参画するためにハワイおよびフィリピンの領有を画策していた。彼の進めた膨張政策は1898年のアメリカ・スペイン戦争を実現させたが、彼はその際には義勇兵を率いてキューバに侵攻し、名声を高めた。ついで1900年、共和党ウィリアム・マッキンリー大統領の副大統領となった。
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