スキップしてメイン コンテンツに移動

河上肇(1879~1946)

貧乏物語
貧乏物語は河上肇の評論である。資本主義による産業化の中で水面下で問題となり第一次世界大戦をきっかけに日本で社会問題化となった。「貧困」の背景と問題点を取り上げたものである。具体的には、「働けど働けどわが暮らし楽にならず、じっと手を見る」という石川啄木が述べた表現を引用しワーキングプアの問題を取り上げるなど、「格差社会」を「貧乏」側から取り上げなぜ貧困者が多く存在しているのか、いかにして貧乏をなくすかを、イギリスの貧困調査の見解など内外の所見や現状を踏まえて考えている。その結論として「貧乏をなくすには金持ちが奢侈をやめることで、富裕層と貧乏人の格差をなくすこと」が貧乏退治の第一策であると述べた。1916年9月1日から同年12月16日まで大阪毎日新聞に連載。社会に大きな衝撃を与え、翌1917年に出版され、ベストセラーとなった。なお、後に、この思想を理論化するために資本論などのマルクス経済学を学んでいき、それをもとに社会改造を世に訴えることとなる。第二次世界大戦後の1947年に岩波書店の岩波文庫から出版。2008年に新日本出版社から出版された。

コメント

このブログの人気の投稿

ベルンハルト・リーマン(1826~1866)

リーマン面 数学、特に複素解析においてリーマン面とは、連結な複素1次元の複素多様体のことである。ベルンハルト・リーマンにちなんで名付けられた。リーマン面は、複素平面を変形したものと考えられる。各点の近くで局所的には、複素平面の部分に似ているが、大域的位相は大きく異なり得る。例えば、球面、トーラス、または互いに糊付けした二枚の面のように見え得る。

リー・ハーライン(1907~1969)

星に願いを 輝く星に心の夢を祈ればいつか叶うでしょうきらきら星は不思議な力あなたの夢を満たすでしょう人は誰もひとり哀しい夜を過ごしてる星に祈れば淋しい日々を光照らしてくれるでしょう

和島誠一(1909~1971)

和島誠一賞 文化財保存全国協議会が2000年に制定した和島誠一賞は、文化財の保護や活用・普及に貢献した個人および団体を表彰している。第1回受賞者・受賞団体は直木孝次郎と大分県文化財保存協議会。