エリザベス1世の政治
テューダー朝の絶対王政では国王を中心とした宮廷での寵臣たちの駆け引きで重要事項が決定されていたが、エリザベス1世の宮廷ではヘンリー8世の1536年頃に成立した枢密院が政策決定の重要機関となった。議会の招集権は国王にあったが、統一法など重要法案は議会で議決されたほか、戦費調達の必要があるとき以外はかまり開催されなかった。特許権の付与をめぐって国王と議会が対立することもあった。地方政治は行政上の州が置かれ、有力なジェントリが治安判事として行政、司法を担当し、その代表は騎士として下院議員となった。
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